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物流ニュース
アサヒロジ 愛車運動全社発表会開催
2016年6月23日
アサヒロジ(丸山高見社長、東京都港区)は4月23日、トヨタL&Fカスタマーズセンター(千葉県市川市)で「愛車運動2016全社発表会」を開いた。
この取り組みは3年前、同社東京支社富士宮支店の「フォークリフト(FL)は仕事の大事な相棒。自分の車を大事にするようにFLも大切にし、FLに傷がついたらその原因を解消しよう」という活動から始まった。この活動に感銘した丸山社長は、2014年の春から東京支社全拠点に活動を推進し、取り組み内容と結果報告を発表する場を設けた。同年秋には全支社全拠点に展開、現在では協力事業者も参加するまでになった。
丸山社長は「全社展開を開始した1年間のFL関連の事故は、商品事故も含めると前年比で約4割、1500件減少している。今では東京支社の小型トラック部門に続いてエービーカーゴ東日本、西日本の大型トラック部門も本格的に展開するようになった」と述べた。また「愛車運動の目的は〝安全〟で、単なる美車活動ではない。車両、職場環境、製品、そして仲間、人を大切にすることに通じる非常に健全な概念。これまでに積み上げてきた5S、KYT、パトロールの安全活動を活性化し、安全で安心して働ける職場にしたい。この取り組みは職場の一体感を盛り上げ、業界全体を明るくする可能性がある」と話した。
各拠点で選抜された16チームが発表。優勝は富士宮支店、準優勝は近畿圏支社滋賀支店、3位は関東支社柏支店。団体優勝は関東支社。山﨑稔副社長は講評として「発表中、『パクった』『パクられた』という発言があった。良い取り組みを採り入れるのは良いことだが、パクる時は99%までにして、1%で良いのでオリジナルな部分を加えてほしい。また荷主、協力事業者の皆で成り立っていること、パートナーも含めて皆で安全にということが肝。ワイワイしながらも目的は〝安全〟であることをスタート時に再確認したい。愛車運動はあくまでも手法。ハインリッヒの法則のように底辺の部分が減らないと重大事故はなくならない」と話した。
富士宮支店の発表者で愛車運動の発案者である河原寛和氏は、「優勝しなければというプレッシャーはあるが良い刺激になっている。色々な支社から追いかけられる立場で、今回は優勝できるか不安だった。今後も活動をより発展させて、また優勝できるように頑張りたい」と述べた。
同日は発表会に先駆けて、トヨタL&Fカスタマーズセンター東京の梅原茂氏を講師に「トヨタ流4Sの進め方」をテーマにセミナーも実施。「4Sを維持する鍵、もうひとつのSは〝しつけ〟である」として5S実践の重要性を説明した。
◎関連リンク→ アサヒロジ株式会社この記事へのコメント
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