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    トラックの「錆」対策 計画的に早めの代替を

    2017年4月4日

     
     
     

     北海道では冬の期間、高速道路や幹線道路を中心に、塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの融雪剤が散布されるが、これがトラックの錆など傷みを促進させるという。このような状況でトラックを長く使うと、金属部分の錆つきや腐食などが進み、場合によってはフレームなど重要な部材がボロボロになったり、車体番号が読み取れなくなり、再度の打刻が必要になることもある。中古車としての価値や下取り価格にも大きな影響が出るため、「中古車を買うなら、(錆の少ない)本州の車両を選ぶ」といった声が道内では多い。
     北ト協環境対策委員会が地元の大型車ディーラーと意見交換会を開催する際、運送事業者から毎年「もっとトラックの防錆性をあげてほしい」といった要望があるが、ディーラー各社からは「メーカーに出荷時の防錆性を高めるようユーザーの声として伝えているものの、一部の地域の問題と捉えられ、なかなか対応が進まない」といった回答が毎年繰り返され、車両の錆びつきを防ぐため、ユーザーが各自で防錆剤の塗布を行うよう勧めるのが恒例となっている。ただ、代表的な防錆剤をトラックに塗ると、20万から30万円の費用がかかることから、このような加工を行っている事業者は、それほど多くはないのが現状だ。


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     中古トラックを扱う道内の事業者は「北海道のトラックは、5〜6年は問題ないが、7〜8年使うと錆つきが目立ち、10年使用すると、ほとんどの場合、中古車としての価値が著しく落ちる。鉄屑としての価格しかつけられないこともある」と話す。
     塩害対策の一環として、道内の一部の事業者が取り組んでいるのが、「中古車として高い価値がつく比較的早い段階で、傷みの少ないトラックを計画的に代替えする」ことだ。このような事業者は早いケースで4年、長くても8年程度のサイクルで代替えを進めている。
     短期間での代替えを行っている事業者は「塩害でボロボロのトラックを使わなくなったことで、ドライバーが喜ぶようになった。また、トラックを長く使うことで発生するメンテナンスの費用や、予期しない故障も減り、長期的にみれば、収支は改善する計算だ。ボロボロになったトラックを長く使うより、塩害の影響が出ないうちに代替えする方が社内のモチベーションもあがり、周りからの見方も変わり、収支も改善する。間違いなく得だと考えている」と話している。

     
     
     
     
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