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    イークラフトマン コールドチェーンを整備

    2017年4月8日

     
     
     

     北海道からの道産食品輸出額は2015年で529億円だったが、道では18年にこれを1000億円にまで伸ばす計画を立てている。流通・食品卸・物流業界向けにEDIなど情報システムを提供するイークラフトマン(札幌市中央区)の新山将督社長は、「道産食品の輸出を伸ばしていくためには、輸出先での冷蔵冷凍の温度管理が重要な要素となる」と強調する。
     同社は14年にベトナム・ホーチミンに現地法人「イークラフトマンベトナム」を設立。現地にあった商取引・物流管理システムの開発・普及を展開するほか、道産食品の輸出支援も手がけている。昨年は「農商工連携等によるグローバルバリューチェーン構築事業」に採択され、ベトナムでの「スマート・コールドチェーン事業による食品の輸出促進事業」を実施。小型IoTデバイスを活用し、荷物温度の管理・分析、温度管理技術の指導に取り組んだ。
     同社長は「ベトナムは消費がパワフルで北海道の食品のニーズが増えていく余地が大きい」と捉えているが、「小売り売上高の70%以上が食品、このうち小さな個人商店や市場などの伝統的小売業が95%を占めており、コールドチェーンが未整備な状態。品質管理が不徹底な食品物流が行われおり、良質な道産食品を輸出する際、コールドチェーンの不備がボトルネックとなっている」と説明する。


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     現地では、渋滞が慢性的で保冷機能のないバイク輸送が主流となっているほか、配達員や販売員に温度管理の知識が十分ではない状況だとして、ローカルの食料品店では、「溶かした冷凍食品を再冷凍し、劣化した状態で販売することが普通に行われている」という。
     同社がスマート・コールドチェーン事業による食品の輸出促進事業で温度を測定し、コールドチェーンの切れ目を調査したところ、「日本国内では問題ないが、ベトナムの通関から目的地までの温度管理に問題があった」ことが判明。「商品の注文から消費者の口に入るまでのコールドチェーンを確立しないと、おいしいものを適切に届けられない」と実感した。
     同社長は「いい商品でも正しい温度で届かなかったら、消費者の印象が変わる。おいしい食品を便利で安心・安全に供給できることが地域ブランドの向上につながり、食品物流での定温管理はブランドを高める上で重要になる。品質管理された物流を使うことで、高い付加価値のある食品を供給できる。しっかりとした商品を店頭に並べ、価値の高い道産食品を現地の消費者に届けるようにしたい」として、今後もベトナムでの温度管理技術の指導や輸送管理体制の改善などを手がけていく考えだ。
    ◎関連リンク→ 株式会社イークラフトマン

     
     
     
     
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