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    社歌で士気向上 「アニソン歌手に依頼」「会社の歴史そのもの」

    2017年7月19日

     
     
     

     現在、「社歌」がブームだという。大手企業だけではなく、中小企業もアイドル歌手の作詞・作曲を手掛ける企業などに社歌の制作を依頼するところも珍しくない。中小企業を対象にした社歌コンテストなども開催されており、社内の士気向上に一役買っている様子だ。社員が社歌を歌う動画を簡単にネットにアップすることで、社内のいい雰囲気を社外にアピールすることもできる。今回は物流事業者における社歌について調べた。
     創立60周年を記念して社名を「TAKAIDOクールフロー」に一新し、企業イメージの向上を図るために社歌を制作したのが高井戸運送(飯田勇一社長、東京都杉並区)。低温流通食品の取り扱いに特化している同社の社歌には飯田社長の「物流業界での30年の経験の中で培った事業に対する熱い思い」が込められている。
     作曲は、若者が興味を持ってくれるようにJポップの分野で実績のある菊池一仁氏、歌はアニソンシンガー・JPこと佐々木淳平氏に依頼。「社歌といえば固いイメージだったが、若い人に訴えていくためにお願いした」と飯田社長。


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     「食品輸送の現場は夜。通常の歌なら『朝日』が最初に出てくるが、あえて『星の瞬く夜』を出だしに持ってきた」と説明し、「この30年は、会社を近代化させるために必死に努力してきた。その思いや、物流が市民生活を支えているという思いを込めている」という。
     社歌はホームページにもアップされており、「動画を見たという応募者が少なくない。未経験者も雇用しており、運転免許のないものには取得支援も行っている」という同社。「これからの10年で従業員の平均年齢を10歳若返らせたい。若い方が入社すると会社のイメージが変わる」と話す。
     電通が運営する「HANJOHANJO」の企画・中小企業社歌コンテストには、全国29の企業・団体から応募があったという。それぞれが「歌いやすい社歌」となっており、いままで考えていた社歌のイメージを大きく覆すものとなった。
     一方で、従来通りの社歌を大切にしている企業も多い。全ト協会長の星野良三氏が会長を務める多摩運送(多摩市)では、社歌をホームページからQRコードで携帯電話にダウンロードすることができる。同社の社歌は、星野会長いわく「運送業のイキイキした感じをイメージした」もので、1970年9月に同社の創立20周年に制定。作詞は当時、常務を務めていた遠藤守治氏が手掛け、作曲は石川太郎氏が行った。
     同社では毎朝、ラジオ体操のあとに社歌を流してから朝礼を行っており、星野会長は「全社員が一体になって仕事に取り組むために、社歌は大きな役割を果たしている」と、従業員にとって社歌はシンボル的なものになっている。「昔から従業員が一丸となって働いて来た。いまほどクルマの性能も良くなかったし、手積み・手下ろししかなかった時代を従業員全員が一生懸命に働いて苦労を超えてきた」と、同会長にとって、社歌は歩んで来た会社の歴史そのものと言える。
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     日本通運が入社式などの式典で歌っている社歌は、1958年4月から実施された「高度経営3か年計画」発足を機に、土岐善麿氏による作詞、渡辺浦人氏による作曲で制定されたもの。大手ではこのほか、佐川急便が「社員のみで共有している」と、外部へは公表されていないが社歌を制定しており、ヤマト運輸では「現在では、ほぼ使われていない」としているが、1942年に社歌を制定している。

     
     
     
     
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