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    ドライバー定着に効果 だれでもできる「組織強化」

    2017年10月4日

     
     
     

     「なぜかドライバーが定着しない」と思った運送事業者は少なくない。苦労して雇った運転者にすぐに辞められてしまっては、運送会社としてダメージは大きい。「ドライバーが辞めるのは、辞める理由があるからです」と指摘するのは、組織強化トレーニングを実践するコンサルタント・識学(東京都渋谷区)の大阪支店講師を務める深石圭氏。ドライバーの仕事について「何が求められているか、ゴールをきちんと決めることが大切」と指摘する。同氏にドライバーが辞めない組織の作り方について話を聞いた。
     深石氏はまず、「上司がドライバーに対して『辞めてもらっては困る』という意識が強すぎて、顔色をうかがいすぎてはいないだろうか」と指摘する。「そのような組織が多くなって来ているが、少しのミスに『辞められては困るから目をつむろう』というのでは、すでに組織ではなくなっている」という。
     「コミュニケーションを取ろうとして酒の場に誘ったり、こまめに話しかけるということは、まったく必要ない」という同氏。「必要なのは、ドライバーにゴールを明確に示すこと」という。「運転燃費を計測して点数化する機械を導入したとする。従来は70点以下、80点以下、90点以下というふうに分けていた会社があるが、それを『95点以上しか評価しない』と明確にすることが大切」という。


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     「そうすることによって、ドライバーは95点にするためにどうするかを考える。各ドライバーの点数を公表すれば、『Aさんが100点を取った。どうすれば取れるか聞こう』と、自然にコミュニケーションも生まれる。改めて会議やミーティングを開く必要もない」という深石氏。「ただし、大切なのは結果を評価すること。『あいつは頑張っていたから90点で評価しよう』というやり方や、『そのやり方ではできない』と途中で口を出すこともダメ」という。
     「これでは上司の顔色しか見ないドライバーや、与えられないと何もしないドライバーが生まれることになる」という同氏。「組織の一員であることを認識させ、自分に求められていることは何かを明確にする。そして、きちんと評価することが大切」という。「前出の運送会社では運転評価の平均点が70点そこそこだったものが、94点に跳ね上がった」と話す。
     「組織とともにドライバーが成長することができれば、ドライバーは辞めることはない」と指摘する深石氏。「そのためには経営者自身がトレーニングする必要がある。経営者がトレーニングして意識を変えれば、組織は必ず変わる。理想の運送会社を意識して、それを実現させるために何をするかが大切」という。
     「上司が求めているものと、ドライバーが考えているものの差があれば、ドライバーは評価されていないと感じて他に移ることになる。きちんとした組織であれば問題のないこと。これは簡単なトレーニングで、だれにでもできること」と話している。
    ◎関連リンク→ 株式会社識学

     
     
     
     
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