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物流ニュース
西濃運輸 25mフルトレーラ実証実験、他社間連携の可能性も
2018年4月5日
【岐阜】西濃運輸(神谷正博社長、岐阜県大垣市)は3月28日、愛知県小牧支店で25㍍フルトレーラによる実証実験の説明会を行った。
今回の「ダブル連結トラック実験」に使用する車両はフルトレーラの走行で引かれた後方の荷台を切り離し、セミトラクタに連結させて単独のセミトレーラとしての走行を可能とするタイプのもので、日本では初の仕組みとなる。
西濃運輸の小森紳司常務は「我々運送業界は人手不足や生産性向上などの課題があるものの、ライフラインとなる物流のネットワークを切らすわけにはいかない。今回の実証実験をそれらの解決へ向けたきっかけとしたい」とあいさつ。その後行われた質疑応答では記者席から多くの質問が飛び、「他社間の連携はあるのか」の問いに対しては、まだまだ構想段階としながらも「その可能性はある」として、近い将来に前部と後部で別会社の荷台で構成されるフルトレーラの可能性にも言及した。
会見後に屋外で行われたデモンストレーションではフルトレーラの実車による連結・脱着・走行などが披露され、大型タイプの2つの荷台が連なるその姿は大きな存在感を示した。
実証実験では同社の四日市支店と岐阜支店から出発した大型車とセミトレーラが小牧支店で合流、セミトレーラの荷台を大型車に連結してフルトレーラ1台の状態で藤枝支店まで走行。藤枝支店からは連結を解除し、再び大型車とセミトレーラに荷台を分けて沼津支店へとそれぞれの荷物を運ぶという流れ(帰りについても逆パターンで運行)で、連結走行時の人員削減と生産性向上の効果が期待できるとしている。
◎関連リンク→ 西濃運輸株式会社
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成功すればいいけどね。