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物流ニュース
日貨協連 WebKITが堅調に推移、来春にはスマホ対応も
2018年8月28日
日貨協連(東京都新宿区)が運営するWebKITが毎年、荷物(求車)、車両(求荷)情報ともに、堅調に推移している。直近7月の録件数では、荷物(求車)情報が前年同月比42.73%増となり、7月として過去最高を記録した。こうした中、日貨協連では、さらなる発展を見据え、新バージョンへの更新に取り組んでいる。来年5月には、新たなサービスを開始する予定としているが、生産性向上が求められる中、事業者の横のつながりの必要性がますます高まっているだけに、今後、WebKITの動向には注目が集まるといえよう。
WebKITの今年7月の登録件数は、荷物(求車)が15万6417件となり、前年同月の10万9590件と比べ、4万6827件(42.73%)増となった。成約件数も2万1464件と、同2894件(15.58%)増となった。
一方、車両(求荷)は1万4569件となり、前年同月よりも4.04%減少したものの、成約件数は、1231件と同7.04%増となった。
KITを利用する協同組合数は177組合となり、組合員数は2450社、営業所数は606事業所、ID(端末数)は4940で、いずれも前年よりも増加している。
さらに、日貨協連では現在、WebKITのさらなる発展のため、新バージョンへの更新に取り組んでいる。
新バージョンでは、画面レイアウトを最近の大型ディスプレイにも対応できるようにする一方、専用アプリを開発し組合員へ提供することで、スマホでの対応も可能にする。
また、輸送内容や輸送ルートなどの情報をSNSツールへ簡単に送信できるようにする。
来年2月に完成させ、テスト期間を経て、同5月のゴールデンウィーク明けにサービスを提供する予定としている。
さらにその先には、積み下ろし区間の距離やルート表示に際し、大型車に対応したルートを表示させるなど、地図機能の強化も図っていくとしている。
◎関連リンク→ 日本貨物運送協同組合連合会
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