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    アップル引越センター 文字社長「引っ越しの価値観を変えたい」

    2018年10月24日

     
     
     

    「引越業界の常識を疑い、『当たり前』を取り払う」ことを目標に掲げ、さまざまな取り組みを展開しているアップル引越センター(東京都中央区)。

    同社を率いる文字放想社長が引越事業と出会ったのは中学2年の時。「雇ってくれた小さな引越会社で働き始めてから、この業界でアルバイト、社員問わず何社も経験した」。

    そんな同社長は「引っ越しはやりがいのある良い仕事」と断言する。「BtoBの配送を手掛ける同業者の中には、『企業の下請けの方が楽、個人相手の引っ越しは面倒だ』という方もいるが、やった仕事に対してその場で『ありがとう』というフィードバックがもらえる引っ越しほど良い仕事は、なかなかない」

    しかし、業界がメディアを賑わすのは、「長時間労働」や「クレーム産業」といったネガティブな話題ばかり。「業界の外から言われるのは、ある程度仕方ないが、内部ですらそう。経営者自身も『これ(引っ越し)しかできないからやっているだけ』と言っている」。

    そこで同社長は、「引っ越しに対する価値観を変えたい」と、意気込みを新たにした。「そもそも引っ越しは、家を建てたり、何かしらの転機だったり、『ここから、さらにがんばろう』という人生の節目に立ち会える仕事。気持ち良く新生活を始めてもらって、『また引っ越しがしたい』と思ってもらえるぐらいの質を提供したい」。

    同社では、従業員の満足度を重視し、独自の評価制度を確立。「昔の運送業界はドライバーを大切に扱わず、ドライバーも会社のことを信用していなかった。いまは若い人ほど、きちんと話をすれば信用してくれる」とした上で、「労働人口が減っているから業界に人が来ないと言うけれど、はたして労働人口が増えれば来るのか。根本的に、人に対しての働きかけ方を変えていかないと何も変わらない」と指摘。「だから、当社から変えていく。『お金は大事にするけど人を大事にしない』会社は多いが、『人を大事にすればお金がついてくる』という考え方でありたい」。

    また、「この業界には、『何のために仕事をするのか』『人生の中の仕事の位置付け』といった心構えを教えられていないままに働いている人があまりに多い。人生を楽しく生きながら、その中で引っ越しという素晴らしい仕事をしているんだということを、従業員に伝えていきたい」。

    同社は経営にITを最大限に活用。引っ越しのWeb予約システムによる自動受注や、独自のスタッフ管理システムなどが稼働している。特に前者は、業界内で一般化している営業マンによる訪問見積もりへのアンチテーゼでもある。

    「引っ越しはアナログな作業だからといって、その裏側までアナログである必要はない」という考えのもと、ITを使って無駄をなくし、「ユーザー目線」を追求。「目指すのは『究極のアナログ×IT』で、『ネットだけのやり取りで申し込みまでできたけど、当日来たスタッフはとても良い人だった。またお願いしたい』というのが一番。ITで合理化できる部分はするが、アナログの部分は高い満足度を提供したい」。もちろん、「ITで合理化したことで上がった利益は、従業員に還元している」。

    同社長は、「顧客にも従業員にもネガティブな面ではなく、ポジティブな面を見せるようにし、変えられる部分はどんどん変えていく」と、さらなる変革に思いを馳せる。

    ◎関連リンク→ 株式会社アップル

     
     
     
     
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