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物流ニュース
OCHIS 社員教育にポスター掲示、12枚目は「パワハラ」
2018年12月5日
社員教育をするのが難しいテーマに、こころの問題やハラスメントの問題がある。そのような場合は、社内の目につく場所に啓発ポスターを掲げるのはいかがだろうか。ヘルスケアネットワーク(OCHIS)では、健康管理・事故防止をテーマとしたポスターの12枚目「職場でのその言動 気づかないうちにパワーハラスメント」の販売を開始した。作本貞子副理事長は「ポスター掲示だけでなく、社員の方に『見た』というサインをしてもらえれば、ポスターの内容も浸透するのでは」と話す。
OCHISは、2010年から腰痛対策、高血圧対策、薬物対策など様々なポスターを作成し、トラック・バス・タクシー事業者だけでなく、他業種の企業や行政機関などでも採用され、内容が分かりやすく社員への周知が容易で浸透しやすいと、好評を博している。販売枚数はシリーズ累計で7万枚を超え、中でも「残酒対策」「睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策」「ストレス対策(自己チェック編)」に関するポスターが継続的に企業などに採用されている。
12枚目のポスターでは、パワーハラスメントや女性が妊娠や出産、子育ての際に職場から受ける「マタハラ」、残業時間削減のための具体策がないにもかかわらず、 社員に「残業をするな」「定時に帰れ」などと強要する「ジタハラ」を紹介。特にパワハラに関しては、①抵抗、または拒絶することができない優位性を背景に行われるもの②業務の適正範囲を超えて行われるもの③身体的もしくは精神的な苦痛を与えること、または就業環境を害すること、の3つの場合に分けて解説している。
作本副理事長は、「例えば社長や管理職の方が教育のため発している言葉でも、部下の方の立場になると苦痛を伴う場合があることを、まずは知ってほしい。残念ながら、最近ニュースで報道があったように、運輸業のパワハラはなくなっていない。パワハラ対策までは追いつかないという事業者の方にこそ、まずはポスター掲示から始めて欲しい」と説明する。
ポスターには、具体的な対策の内容が示されており、安全会議や社員教育での活用のほか、事務所に張るだけでも社員の意識高揚が見込める。「どのポスターも、その時代にあった問題に企業として早めの気づきと対策が必要なテーマと感じ、製作されたもの。ポスター掲示で社員に広く呼びかけていただければ」(作本副理事長)。
また、別途料金が必要となるが、購入したそれぞれのポスター下段には社名の記載も可能で、協力会社に配ることで全体での安全向上への取り組みも図ることが可能だ。各ポスターは、通常版(厚紙)とパウチ加工版(ラミネート加工)の2種類あり、サイズが横317mm×縦468mmとA3サイズより一回り大きいサイズとなっている。
◎関連リンク→ NPO法人ヘルスケアネットワーク(OCHIS)
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