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    他人事とは思えない 運送会社の倒産

    2018年12月21日

     
     
     

     大阪府堺市で運送会社が突然に倒産した。この会社は2トン箱車から大型平車、トレーラなどでの輸送を展開しており、突然の倒産で各運送会社では驚きとともに、ドライバーはどうなったのかという声が寄せられている。倒産した運送会社をよく知る同市の運送A社は「同社の配車担当者から、倒産を知った当日に連絡が入り、自己破産したと聞かされた。当然、配車担当者もドライバーも何も知らず出勤してきたら、会社入り口、さらに車両に財産保全を知らせるための張り紙が貼られており、同社で働くドライバーは驚いていたようだ。当社は、この会社と平車での取引があり、ここ数年付き合いがあったが、倒産を予知させるようなこともなく、配車担当者も何があったのかわからないと話し、当社でも、この配車担当者と、よく知るドライバーには次の就職で困るなら協力すると話した」と語った。

     また、同社と個人的に仲が良かった同和泉市の運送B社は「別事業で、リゾート地での高級車のレンタル事業を行っていて、今年8月にリゾート地を訪れた時に倒産した運送会社の社長と話すと、リゾート地でのレンタカー事業は順調だが、本業の運送事業が厳しく、思うようにいかないと話していた。確かに運送事業は労働時間の短縮や人材不足、規制強化などから、どの運送会社も車両1台の利益は一桁台しかなく、儲けがない状態。大きな負債を抱える前に事業を廃止する運送会社も増えていて、他人事とは思えない」と話した。

     同和泉市で雑貨輸送を展開し、倒産した運送会社社長と個人的に仲が良かった運送C社は「仕事でも2トン車1台だけ当社に専属に入っていた。今夏、2トン車の調子が悪く修理に出すとのことで、担当ドライバーが連絡を入れてきた。幸い別の車両で配送できるとのことで休ませたが、今度は車両がディーラーで修理してもらえない状況だと同社の役員から連絡があり、当社の取引のある修理会社に2トン車の修理を行ってもらった。当社は、すでに修理代を倒産した会社から得ており、専属の2トン車がなくなっただけなので、もし連絡してくれば、そのドライバーに当社で働いてはどうかと、声を掛けるつもりだったが、今のところ連絡もない。運送業は今、人手不足で、大きな利益は得られない。当社も保管と輸送、そのほかの事業も行っているので、どうにか経営出来ているが、ただ運ぶだけでは厳しいかもしれない」と語る。

     各社とも倒産については他人事とは思えないとし、人材不足や労働時間短縮、さらには規制強化など様々な問題から運送業だけでは厳しくなることを明かしていた。

     
     
     
     
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