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    日中の睡魔の軽減に 質の良い睡眠の取り方

    2019年5月9日

     
     
     

    【福岡】日中に数時間の運転をするという生活になり、時折襲われる抗いようのない眠気に脅威を感じるようになった。勤務時間のほとんどを運転に費やすドライバーは、まさに命がけの仕事だと痛感する。日中の睡魔を少しでも軽くするために、夜間に質の良い睡眠を取るコツがあるのだろうか。

    睡眠研究の第一人者でもある久留米大学副学長の内村直尚医学博士は「質の良い睡眠にするには、深睡眠(深い睡眠)を取る必要がある」と話す。

    睡眠周期が90分ごとだというのはよく知られた話だろう。内村先生は「第一・第二睡眠周期に当たる最初の3時間を、午後10時から午前4時の間に取るようにすれば、深睡眠が得られる」と言う。この時間以外になると、深い睡眠は取れないそうだ。

    また「入眠後1時間以内に夢を見る場合は、健康的な問題を抱えている可能性がある」と指摘。ストレス、過剰な飲酒、睡眠不足など普段の生活スタイルを見直す必要があるだろう。

    「一晩にいくつもの夢を見るという人も、睡眠が分断されている可能性がある。きちんと夜間に眠れていない注意サインと思って欲しい」と注意を促す。

    さらに、40歳以上になると日中のエネルギー消費の低下が影響して、深い睡眠が取りにくくなる。深睡眠の時間帯を外してしまうと、それだけで睡眠の質は一段と悪くなるのだ。

    「睡眠の役割は、脳・身体の休養や疲労回復だけでなく、記憶の固定や免疫機能増加など様々な役割がある。例えばインフルエンザの感染予防には手洗い・うがいが有効だが、発症に影響するのは睡眠。良い睡眠はインフルエンザの発症予防にもつながる」と内村先生。

    米国の研究で、睡眠不足による経済損失も割り出されている。それによると日本は約15兆円の損失だそうだ。それだけでなく、スリーマイルやチェルノブイリの原発事故、スペースシャトルの爆発事故、エクソンバルディーズ号原油流出事故といった産業事故の原因が睡眠不足によるものである事も判明している。

    内村先生は「ソーシャルジェットラグ(社会的時差ボケ)もパフォーマンスを低下させる」と断言する。平日の睡眠不足を補おうと休日に朝寝坊すると体内リズムが崩れ、パフォーマンスが低下するのだ。「休日朝寝坊」をした場合、翌週の前半まで日中の眠気と疲労度が強く出る。寝坊をしない人のパフォーマンスに近づくのは週の後半だ。

    「睡眠不足や生活・睡眠リズムの乱れは、思考力・集中力・意欲を低下させ、交通事故や産業事故の誘因となる。また、心や身体の健康を妨げる」と内村先生は話す。

    社員への質の良い睡眠の促しが、事故削減と生産性向上につながるのだ。

     
     
     
     
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