-
物流ニュース
物流連 物流環境大賞に山九など4社連名案
2019年6月10日
日本物流団体連合会(物流連、田村修二会長)は6月7日、「第20回物流環境大賞」の受賞者を発表した。
「物流環境大賞」を受賞したのは、山九、三菱エンジニアリングプラスチックス、日本ニュートリション、サンキュウ・トランスポート・東日本の4社連名で応募した「路線便輸送から複数品目の共同輸送及び鉄道を利用したモーダルシフトの実施」。茨城県から東北各県への合成樹脂および飼料添加物の輸送で、茨城県の2社から別々のトラックで輸送していたものを、鹿島臨海鉄道神栖駅から盛岡貨物ターミナル駅まで鉄道コンテナ輸送による共同輸送に切り替え、駅からトラックで配送する形態に転換。大幅なCO2排出量の削減と性状の異なる複数品目の共同輸送を同時に実現した。
他の受賞社は次の通り。
▼「物流環境保全活動賞」(4件)=日本通運、パナソニック、アプライアンス、日通・パナソニックロジスティクス4社の「RORO船を活用した静岡~佐賀間のモーダルシフト」/日本通運、横浜ゴム、浜ゴム物流3社の「鉄道コンテナ輸送を活用した三重~広島間のモーダルシフト」/飛騨産業、濃飛倉庫運輸2社の「北海道から岐阜県までの幹線輸送に鉄道コンテナ輸送を活用」/ロジスティクス・ネットワークの「継続的なモーダルシフトの取り組みについて」▼「物流環境啓蒙賞」(1件)=日本自動車ターミナルの「トラックターミナルにおける『環境負荷の低減』と『環境意識の向上』」▼「物流環境負荷軽減技術開発賞」(1件)=山九、三井化学2社の「500kgフレコン(合成樹脂)の内航船へのモーダルシフト及び積載効率向上による環境対策」▼「物流環境特別賞」(3件)=センコー、旭化成ホームズ2社の「住宅部材の輸送車両大型化による輸送効率化の取り組み」/日本パレットレンタル、キユーピー、ライオン、閧光汽船4社の「異業種3社による往復幹線輸送の実現~内航フェリーによる海上モーダルシフト」/ランテックの「冷蔵・冷凍食品の小口混載便の車両大型化によるドライバー不足と環境負荷低減への対応」▼「日本物流記者会賞」(1件)=ジェイアール東日本物流の「JR東日本グループのインフラ(新幹線)を活用した新たな輸送」。表彰式は6月25日、総会時に行われる。
◎関連リンク→ 一般社団法人日本物流団体連合会
この記事へのコメント
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ