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物流ニュース
ナスタ 「置き配」意識調査、7割普及望むが不安も
2019年10月7日
住宅設備の製造・販売を行っているナスタ(笹川順平社長、東京都港区)はこのほど、インターネットショッピングを利用している男女1000人(男性497人、女性503人)を対象に実施した「置き配」に関する意識調査の結果を発表した。
その結果、防犯性や水ぬれを理由に約7割の人が「置き配」に対して不安を感じていることが分かった。また、その一方で、「置き配サービスが普及してほしい」と思っている人も7割以上だった。
今年8月まで行われた国交省・経産省主催の「置き配検討会」の構成員として同社は、発足当初から「『置き配』がユーザーの立場に立ったサービスとなっているのか、しっかりと検証する必要がある」と訴えてきた。
「利用者は荷物の盗難や紛失に対する懸念が強く、防犯への意識が非常に高い」。これは、福岡市が主催して同社が行った実証実験「宅配ストレス解消のための、荷物の受け取り方改革」の結果からも実証されている。
6月に実施した「置き配」に関する意識調査の結果、「置き配」に対して73.8%の人が不安だと回答。荷物がそのまま玄関先に置かれることで、「盗難されてしまうのでは」「送付状に記載されている個人情報が見られてしまうのでは」「荷物が雨に濡れてしまうのでは」という意見が多かった。
一方で、「置き配」サービスは76.5%の人が普及して欲しいと回答。67.9%の人が、防犯性の高いサービスであれば「置き配」を利用してみたいと回答した。
最後に、「置き配」サービスで指定できる荷物の受け取り場所の中で、58.1%の人が「宅配ボックス」を最も利用してみたいと回答。防犯性・防水性に不安を感じていた人も、宅配ボックスであれば「置き配」サービスを利用してみたいという結果となった。
荷物の有無で宅配ボックスの形状が変化して、留守だと知らせてしまわないようにすること、雨に濡れて荷物が痛まないように、素材や形状を考慮することなど、荷物の受け取りに関して、防犯面や機能面で不安や心配を感じないように配慮することが、サービス普及につながるとしている。
◎関連リンク→ 株式会社ナスタ
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