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物流ニュース
スカニアジャパン 高グレードが人気、乗用車と同じ感覚で操作
2019年11月25日
スカニアジャパン(東京都港区)は、主力の4×2や6×4のトラクタに加え、ウィング、カーゴ、特殊車両など、幅広く展開しているが、導入企業も増えている。営業本部の廣岡真幸氏(写真左)は、「2017年の東京モーターショーへの出展から認知度が上がってきた。これまで地道にやってきた成果かもしれない」と振り返る。「グレードの高いものが人気。安全運転の優秀なドライバーへの『ご褒美』的な導入も多い」。
「スカニアの魅力は、国産にはないキャビン」と切り出す同氏。「人間工学に基づき、乗りやすさを追求した設計。キャビン内はスペースが広く、収納も多い」
また、「ダウンサイジングしたエンジンでは、荷物を多く載せた場合、アクセルを踏み込む時間が長くなり、かえって燃費が悪くなることも」と説明。「その点、大きなエンジンを搭載しているスカニアは、トルクの回す力が強力で、少し踏むだけですぐ加速を感じられる」とし、「運転時のドライバーのストレスを軽減できる」と語る。
プリセールス事業部の奈良忠宏氏(同右)は、「ディスクブレーキを採用しているため、乗用車と同様の感覚で操作できる」と語る。「国産に多いドラムブレーキでは、フェード現象が起こる可能性があるが、スカニアはリターダーを標準装備しており、安心と言われる。カタログ燃費では、国産車に劣るように見えるが、ユーザーからは『実燃費は良い』という声も寄せられている」という。
同社では、「ただ『製品を売る』だけではなく、ユーザーの業態を詳しくヒアリングし、使い勝手やメリットを勘案しながら提案している」という。「走行距離や荷物などを考慮し、詳細なシミュレーションを出す。そのためにも、営業マンにも相応の知識が必要」。
また、「現在伸びている」というのが、リジッドウイング車だ。3軸車でありながら、荷室内は高さ2600mm、長さ9600mmで、積載量も13.5トンを確保。「ユーザーからのヒアリングで『最低でも、この大きさが必要』という荷台サイズをクリアすることが非常に難しい課題だった」とし、「キャビンはトラクタとほぼ変わりなく、ベッドがあるなど広さをそのままに、荷台の大きさも両立させた」と胸を張る。
「もちろんこだわっているのはドライバーの安全性」と強調する奈良氏。「キャビンは衝突しても崩れない頑丈さを目指している」と話す。廣岡氏は、「運転時の快適さは、ドライバーの負担を減らし、安全運行につながる。これからも価値とソリューションを提供していきたい」と語った。
◎関連リンク→ スカニアジャパン株式会社
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スカニア、憧れますね。
一度でもいいから運転してみたいですね。
スカニアには4t車のラインアップはありますか?ボルボトラックとの市場占有率はどちらが上ですか?