イオンは8月31日、グループ共通機能の集約とグループマネジメント体制の構築を掲げ、「グループとして最もシナジー効果が見込まれる」プライベートブランド（ＰＢ）の開発や需要集約、ＳＣＭの共通機能を担う新会社を設立。同月21日から本格稼動したと発表した。
　新会社は、「イオントップバリュ（株）」「イオン商品調達（株）」「イオングローバルＳＣＭ（株）」の3社。

グループ各社、友好企業から広く人材を確保し、それぞれのノウハウと知見を共有することで、機能的で効率化を追求していく方針。
　同社では「業種・業態・国境の枠を超え、グループ共通の機能会社として新たな次元で事業会社を全面的にサポートする」のが狙い。
今後は、商品調達の効率化やコスト引き下げなどを実現するとともに、地域産品の開拓やローカルブランドの商品調達に専念できる体制を構築するとしている。
　新会社の概要は、以下の通り。
（１）イオントップバリュは、トップバリュ商品本部（グロッサリー商品部、デイリー・デリカ商品部、Ｈ＆ＢＣ商品部）、グリーンアイ商品本部（生鮮・素材開発部、産地開発部）、マーケティング＆ブランドマネジメント部、管理グループを配置。社長は朝長哲氏。従業員数は101名。
（２）イオン商品調達は、生鮮調達統括部（水産・畜産調達部、農産調達部）、ステープル調達統括部（グロッサリー調達部、デイリー調達部、Ｈ＆ＢＣ調達部）、商品戦略統括部（リカー・ギフト調達部）、管理部を配置。社長は鈴木芳知氏。従業員数は60名。
（３）イオングローバルＳＣＭは、企画部、運営部、ＳＣＭ改革部、管理部で構成。岩本隆雄社長。従業員数は110名。
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