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    他社との差別化を思案する海コン輸送業者が増加

    2010年8月10日

     
     
     

     これまで右肩上がりで物量が増えていた海コン輸送でも、輸出入貨物の取扱量が減少し、これに加えてコンテナターミナルでの渋滞による非効率輸送体系や運賃低下などで、今年に入って廃業や倒産が増えている。海コン輸送は大手海運会社などが元請けとなる。この体制からか、簡単に運送事業者が海コン輸送業界に進出し、新規参入が増えて現在、運賃が昭和58年タリフの40%以下の運賃水準で輸送を強いられている。海コン業界の運賃低下には「単純な輸送状態が原因では」と見る業界関係者も多い。このようななか、他社との差別化を図ろうとする海コン輸送業者も増えてきているようだ。



     大阪市で海運会社や乙仲と取引を行い、取扱事業も展開する海コン業者では「現在、輸入されてくる建材(店舗用家具・機材)の輸送を行っているが、これに関連して、輸送コンテナに積載された貨物の搬出(デバンニング)、店舗での機材・家具などの設置する事業を提案している。バーなどのお酒を飲むところは最近、低額でオシャレな店も多く、海外の機材や家具を導入するケースも多い。海外では低額で良質な商品も多く、荷主側で輸送、搬出、設置、レイアウトなど全てを依頼していることから、これを一貫して請け負い、専門の建設業者らとタイアップしてトータルで事業を行うことを提案している」と説明。

     「この提案を進めて本格的に事業が開始されれば、他社との差別化が図れると、低運賃からの脱出もできるのではないか」と同社は期待している。

     また、別の海コン輸送を行う運送会社では、今年に入って通関業の資格を取得。自社倉庫で港から輸送してきたコンテナをデバンニングして、検品から値札付け、全国配送といった事業を展開している運送事業者も存在する。同社は数年前から、経験者を雇い入れてアパレル関係の事業を展開。開始当時は数十坪ほどの土地で輸入されたアパレルを数人で検品、値札付けなどを行い、一部の量販店に大手宅配便を利用していたが、ここ数年で軌道に乗り、現在は従業員やパートを入れて50人体制の輸入アパレル会社に成長。輸送量も大幅に増えたことから、今年に通関の資格を取得し、全て一貫事業を行うこととなった。

     新規参入が増加してサービスの差別化は今後、ますます必要になってくるようだ。(佐藤弘行)

     
     
     
     
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