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過重労働に労働災害 徹底した安全管理を
2014年12月1日
トラック運送業界では、過重労働や労働災害多発が問題になっている。愛知県の運送事業者は「健康診断やドライバーへの点呼での体調確認は徹底して行っている」と話す。「労働環境の悪化や交通死亡事故の多さが、人材不足や運送業の地位向上を妨げている」とも。
事業主が健康診断を怠り、過労死が発生した場合、当然に会社が責任を追及されることもある。事業主が健康診断を怠っていた場合でも、従業員が労災保険給付を受け取ることはできるが、会社としては、健康診断の実施を事業者に義務付けた安全衛生法に違反した場合、50万円以下の罰金刑に処される。また、安全配慮義務違反が問題となる恐れもある。ドライバーが事故を起こした場合、「使用者責任」を追及されるのは会社である。同運送事業者は「会社はドライバーに運送させることで利益を得て、トラックで公共の道路を運行させることで危険を生み出しているとも言える。事故を起こせば本人や巻き込まれた人は当然、会社としても大きな被害を受ける。安全管理に対しては徹底して厳しい姿勢を取ることが重要」と話した。
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