「労働組合が結成されて困っている」という運送事業者は少なくない。しかし、「昭和40年代には約35％であった労働組合の組織率が現在では約18％（平成25年６月末現在17.7％）にまで低下している」（厚労省・労働組合基礎調査）という。組織率の向上をめざしてか大阪府のＨＰには「あすへの対話―労働組合の結成と運営―」という冊子がダウンロードできるようになっている。

　同冊子では「労働組合は、労働者が二人以上集まればいつでも自由に結成することができる。官公庁への届け出や使用者の承認は不要」「労働組合の結成そのものは、職場の労働者の団結があれば難しいことではないが、問題は準備段階から結成までを、どのように運営していくかにかかっている。せっかく組合を結成しようとしても準備不足だったり、意思統一されていなかったりすると、結局は結成できなかったということになりかねない」として一般的な結成の事例を紹介している。また、団体交渉の進め方までしっかりレクチャーしている。（詳しい内容は、物流ウィークリー７月２０日号に掲載しております）