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トピックス
コンテナシャシー火災 高額な商品が類焼
2016年11月17日
危険物表示がコンテナに貼られていたことから消火がなかなか始まらず、積載されていた高額貨物のほとんどを類焼させてしまったコンテナトラック(シャシー)の保有事業者が、本紙取材に応じた。火災そのものの原因は、シャシーのブレーキが引きずりを起こしたことによる摩擦熱だが、その引きずりを起こした元の要因は、法的に交換や点検の義務規定のない部品の劣化にあったという。必然的に火災を起こしやすくなっているシャシーについて事業者は、「高額な商品が燃えるシャシーに乗っていた」と話し、貨物の高額化傾向とも相まって警鐘を鳴らしている。
「危険物表示がコンテナの側方四面に貼られていた。内容物の確認まで約45分間、消火活動が始まらなかった」――。コンテナ輸送事業者「近畿エキスプレス」(神戸市中央区)の小宮山利夫社長は悔しそうに話した。同社長らの話を総合すると、火災は10月21日の正午ごろ、大阪港の人工島「舞洲」で発生した。大阪市住之江区から舞洲までの数キロを、輸出するコンテナをシャシーに乗せて運行している途中だった。
(詳しい内容は、物流ウィークリー11月14日号に掲載しております)関連記事
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