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実感わかぬ現場 景況感2か月連続ダウン
2017年3月31日
ヤマト運輸が運賃の全面値上げに舵を切ったことで、業界だけではなく、産業全体に値上げの動きが出てきている。商品値上げの理由に「ヤマト運輸の例にあるように物流費の高騰で…」とするものだ。本当に物流コストが高騰しているのなら、半面、運送事業者には悪い話ではない。しかし、これが便乗値上げとなると話が変わってくる。業界内外の「値上げ」について、関係者に話を聞いた。
家庭用食用油の最大手オイリオ(東京都中央区)は1日から、すべての食用油を値上げしている。家庭用はキロ当たり20円以上、業務用は1斗缶当たり300円以上の値上げとなっている。値上げの理由については、「国内の商品配送に伴う物流コストの上昇」を要因の一つに挙げている。その中で「コストアップ分すべての吸収は極めて困難な状況」としている。三菱ケミカルホールディングス(同千代田区)も今月から三菱レイヨン(同)で、アクリル樹脂原料の国内出荷価格をキロ当たり18円値上げしている。値上げ分の2割程度は物流コストの上昇分としており、今後は同原料が使われている様々な分野でも値上げが懸念される。「輸送費・梱包費・保管費なども値上げ基調にあり、回避することが困難」としている。
(詳しい内容は、物流ウィークリー4月3日号に掲載しております)関連記事
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