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    運賃ダンピング再び? 荷量減少で「低運賃化」懸念

    2017年7月7日

     
     
     

     運送事業者にとってドライバー不足は深刻な悩みだ。賃金アップや労働環境の改善など、業界内では積極的にドライバー確保に力を注いでいる。しかし、今年に入って4月から6月は運送各社も物量確保に苦労し、再び運賃ダンピングが発生しかねないと不安視する運送会社は少なくない。



     大阪・堺市に本社を構える運送A社では、「人材不足で賃金アップを図っている矢先に、物量が減少してしまい、毎日荷物の確保に苦しんでいる」という。「昨年まではトラックを求める声が多く、必死に車両とドライバーを増やしてきたが、今年4月ごろから極端に物量が減少し始めた。ひどく運賃の低い仕事も増えている」と話す。「今月も4?ウイング車の仕事を確保するため、物流取引サイトで荷物を求めていたところ、滋賀県彦根市から神戸市までの昼間の仕事で1万円という運賃の表示があった」という。「車両の需要が高まっていたときは、こんな低運賃では絶対に車両は見つからなかった。荷物確保の需要が高まった途端、こんな低運賃が平然と掲載される。人材確保のために業界全体が運賃値上げの傾向にある中、低運賃での取引が求められると人材も確保できなくなる」と語る。

     また、大阪市住之江区の運送B社は「人材不足と言われる中で、物量が減少すると運賃ダンピングが行われるのは、業界の悪い傾向。現在、海コンも雑貨も鋼材輸送も大幅に落ち込んでいる時期」と指摘。「毎年、4月や5月、6月は物量が落ち込むが、昨今では人材不足からか、閑散期でも車両の需要が高まっていた。今年は大幅に物量が落ち込んでいるようで、今後の取引に大きく影響しないか不安を感じる。各社が運賃値上げを意識して取り組むことが重要」と話した。トラック運送業界全体で、運賃値上げに取り組む姿勢になりつつある現状において、低運賃の仕事とは取引せず、適正運賃の収受を意識することが重要のようだ。

     
     
     
     
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