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物流ニュース
運賃収入をドライバーに過小報告 「会社に不信感」で退職
2021年12月1日
歩合給の比率が高いとされる運送業界では、運賃から高速代などの経費を差し引いたものに一定のパーセンテージを掛けて従業員に支給している事業者は少なくない。また、運転者が運行した仕事について運賃を公開し、その上で給料を支給しているところもある。ガラス張りにすることで従業員との信頼関係を築く狙いだが、運賃を過小報告している運送会社も存在するようだ。
大阪府の運送会社社長によると、先日採用した長距離運転者は、「売り上げをごまかす会社に嫌気がさして辞めてきた」と語ったという。
運転者が働いていた運送会社は、運転者ごとの運賃情報をノートに記し、自由に閲覧できるようにしていた。行きと帰りの運行ごとの運賃が細かく記され、公開することで特定の運転者に条件のいい荷物が偏らないように配慮。運賃から10%の管理費を差し引き、一定の運賃収入を超えた分にパーセンテージを掛けて、固定給プラス歩合給の形で給料を支給。他の運転者の給料も一目瞭然でわかるようになっていた。
ところが、その運送会社の社長は昨年秋頃から、「荷主の景気が悪く、運賃が下げられた」と執拗に強調し始め、運行ごとの運賃が1、2割減少し、結果、従業員の給料も減り始めたという。
しかし、物量は従来と変わりがなく、対応も以前のまま。不審に思った運転者は同じ荷主に入る仲の良い運転者仲間や配車担当者から情報を入手。結局、運賃はまったく下げられていないことが判明し、不信感を抱いた従業員は退職したという。
運送会社社長は「前の運送会社の経営者がどういう理由で実際よりも低い運賃で情報公開していたのかはわからないが、運賃に関する運転者間の情報交換は素早く敏感。会社と運転者との信頼関係を揺るがす行為で言語道断」と話す。
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これはダメ。安くても荷主からもらう運賃を正直に言うべき。
社長のレクサス新型に入れ替えるからしかたないよ。こんなアホしかいない業界です。若い人は運送屋に間違っても来てはいけませんよ!
馬鹿な管理職が高給で多過ぎるのが実態。
起業するか。
コロナで急成長した物流センター、反社あがりの虚偽の法人登録をしたインチキ運送会社に乗っ取られて潰れそうです。
長時間労働、恫喝、パワハラ、不透明な決済、借金させて囚人のように働かせる手法です。今どき有休なんてない!と言い切る始末。労基が動かないくらいの反社です。
運送業なんだから、企業相手の商売なんだから荷主の本社なりおおもとに苦情や密告や反社の実態等、ある事無い事言いまくれば良い。それでも聞かないならこういうネットでそういう取引先の名前出せば良い。
ここはそういう業界の悪を正す公益性のある所なんだから。
今は法律も変わってきて、荷主の責任も問い始めてるしね!
ウチは残業代払わない。
早朝手当ても出さない。
高速道路は10%引かれる。
歩合は安い。売り上げ100万以下なら10%。
以上なら11%。
運賃は公開してません。
労基に言っても何も動かず。
んな所で働き続けるお前も周りもアホだわ
辞めりゃいい
公平にしても文句言われるのでそもそも無理ゲー。
自分の会社は何をどうやっても売り上げの歩合が合わない、給料プラス運行費だけだと足りない、給料プラス運行費プラス会社負担の社会保険だとピッタリ。会社負担じゃねえだろーーー!
それは社会保険庁に言えば、会社はそれなりの制裁を受けるはずです。
はじめて聞いた。これはえぐい。
脱税もしているかも
酷すぎる
早く死ねばいいのに
長距離トラックドライバー歴35年オーバーの現役です。
この業界、長く働いている零細運送業者従事者は体感していると思うけれど過去30年以前より収入が下がっていませんか?運送会社への参入(緑ナンバー取得)は安易になり業者過多で 運賃は荷主に叩かれ排ガス規制等でトラックも特に排ガス絡みの電装系故障が多く修理費用も高い。燃費は多少伸びたけれど、それ以上の燃料高騰。おまけに古い会社の経営者は2代目等に世代交代が進み数少ない魅了だった人情味も薄くなり、売り上げは落ちて大変な時期な筈なのに新型レクサス(泣) この業界はもう瀕死状態。これでは人口比率が下がってる貴重な若い世代の従事者不足は当たり前。今どき不安定で安い歩合給じゃ働かない。
運送業を1つにする事で全て解決するよ!