-
物流ニュース
組織を蝕むパワハラ 雰囲気悪化から損害賠償まで
2022年9月2日
今年4月から中小企業にも施行されたパワハラ防止法。
厚生労働省でのパワハラ実態調査では、3人に1人が過去3年間にパワハラを受けたと回答しており、内容として最も多かったのは「精神的な攻撃」(49.4%)、次いで「過大な要求」(33.3%)という結果になっている。
これだけ多くの人がパワハラを経験している中で、パワハラは個人を痛めつけるというだけでなく、組織を崩壊させるということも物流会社も本気で自覚する必要がある。
パワハラは職場の雰囲気が悪化するだけでなく、生産性の低下や人材確保が難しくなるほか、最悪の場合は損害賠償問題にまで発展する。
一昔前の強制、抑圧されるといった雰囲気は今の時代には通用しない。日本独特の「察する文化」を尊重するのではなく、曖昧ではなく明確な言葉を介したコミュニケーション構築が大切だ。
今回のパワハラ防止法は就業規則への明記や相談窓口の設置が義務化されるものの、罰則はない。だからといって、対策をしないようでは、知らぬ間にパワハラがまん延し、取り返しのつかない事態に発展してしまうこともある。
中小企業でもハラスメント保険の加入が増えているが、企業のハラスメントに対する意識の高まりが、労働者にとって働きやすい職場の構築につながることを願ってやまない。
この記事へのコメント
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ
配車を悪くする(干す)もパワハラとして訴えてやった
そんな内輪より外部をバンバン訴えたら良いよ!
元請が偉そうに言うのは勿論パワハラだし、余計な作業も勿論パワハラ。
やらなかったら会社に電話するぞっていうのも下手したら脅迫。
会社を通せば元請相手だから消極的だろうが、パワハラは個人の問題だから会社通さず相手を訴えればOK。
元請等を訴えるのは実際現場仕事では最近ではよくある光景。
そして、その訴えた結果会社が取引切られてもあとは会社がその元請を訴えるなりすれば良い話。従業員は仕事が無くなれば他の会社に行けば良いだけ。
一人一人が毅然とそうする事で社会は良くなっていく
配車を悪くする(干す)もパワハラとして訴えてやった
納品先の付帯作業もつまりはパワハラ
会社の中で給油中の車両にぶつかったお偉のランクルが、俺は神なのだからお前が修理代を払えとの賜った。この話を聞いて、辞めることを決意した!
うちの配車マン、コースに文句言ったらドライバー殴りますけどあれもパワハラなんかな?その配車マンを社長が殴ってるからプラマイゼロか。