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物流ニュース
ステアリンク 中古トラックに200日間の無料保証
2011年10月6日
「中古トラックは故障するのが当たり前。保証など付けられる訳がない」。
ステアリンク(栗山仁社長、千葉県佐倉市)では、そんな業界の常識を覆す車両の販売を今夏から開始した。「『保証があれば良いのに』という顧客ニーズに何とか応えたいという社員全員の熱い想いを具現化した」と語る横澤知彦営業部長に話を聞いた。
中古トラックの販売・買取を手掛ける同社では、月平均70ー90台の車両を仕入れているという。そのうち、特に品質の良い厳選した車両を徹底的に整備し、前オーナーの痕跡が消えてしまうまで磨き上げる。その車両に、エンジン、ミッション、デフの200日間無料保証を付けたものが「ザ・プレミアムトラック」だ。
万一のトラブルの際は、交換部品代や工賃を同社がすべて保証。さらに、遠方で問題が発生した場合に備え、24時間対応の全国ネットのレッカー会社と提携するなど、万全の体制を敷いている。もちろん、レッカー費用も同社が負担する。
横澤部長は、「初期導入時の不安を払拭することで、より安心して購入頂けるようになった」とし、「購入頂いたユーザーからは、『不安と隣り合わせで仕事をしていたが、仕事に集中できるようになった』など、非常に喜ばれている」と胸を張る。
この画期的なサービスを提供できるのは、同社が日頃から徹底した車両管理を実践しているからだ。自動車分解整備事業の認証を取得した自社工場には経験豊富な2級整備士が4名在籍しており、日々、入念な作業を行っていることが、その自信を裏打ちしている。
同社ではプレミアム車だけでなく、すべての車両を入庫時に200項目以上のチェックシートで評価するとともに、車両ごとの状態を明示するカルテ制度も導入。仕入れ時、入庫時、走行テスト、最終チェック、納車前と計5回もの入念な点検を実施している。
また、整備だけでなく、クリーニングも徹底。「プロドライバーの皆さんがキャビン内で過ごす時間は長い。気持ちよく乗って頂くために、手間はかかるが室内を分解し、丁寧に清掃している」とし、「外装も高圧洗浄機で丹念に洗い、荷台の傷もきちんと修復してから販売している」。
設立から6期目を迎える同社だが、取り引きのある運送会社は1500社を超える。「一歩踏み込んだコンサル的な提案も行い、顧客が1番儲かる、業務効率が高まる車両を考え抜いた上で探している」とし、従来の「在庫車両を並べて売る」販社とは一線を画している。
具体的には、「車種や予算だけでなく、積み荷や1日の走行距離、配車ルートもヒアリングし、『もっと良い1台はないか』を常に考えながら最適な車両を提案している」という。「数か月後に必要となる車両がある場合、直前に探すのではなく、相場が落ち着いている時期の購入を勧める」など、プロのノウハウも盛り込んでいる。
同社では現在、HPでの在庫情報の提供に注力。「遠方のユーザーにも安心して購入頂けるよう、1台ごとに動画も含めた詳細な情報を掲載している」という。動画ではエンジン音が聞けるだけでなく、ウイングがきちんと開いていく状態を撮影するなどユーザー目線に立った工夫も。「販売・買取ともに全国対応している。ぜひ一度、HPを見てほしい」。
◎関連リンク→ 株式会社ステアリンクこの記事へのコメント
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よく冷えると書いてあったので購入。
納車したその日にコンプレッサー故障。
保証しますと言われたが、その後ずっと逃げられており、今だに保証してもらってませんけど