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物流ニュース
寝酒し仮眠後に事故 警察が「残酒」を確認
2011年10月27日
点呼時のアルコールチェッカー使用も定着してきたが、メーカーや製品の種類で感度に若干の差が生じたり、数字が表示されないタイプの機種を使っている事業者も少なくないなど、管理の現場では手探りの部分があるようだ。
ただ、チェッカーではアルコール濃度が「0.15mg以下」または、「OK」サインの緑色ランプなどが点灯していたとしても、道路交通法は運転操作に当たって「ゼロ」しか許していないことを忘れてはならない。
ある勉強会で耳にした「夕方6時に会社で点呼を受けた後、宵積みに出掛けたドライバー」の話。その先のドライバーの行動は業界の日常風景として、決して珍しいものではない。荷物を積み終えて、次にドライバーが向かったのは荷下ろし地ではなく自宅。配送先までは約150kmと近かったこともあってか、缶ビール2本と焼酎をひっかけて仮眠し、それから出発した。
ところが、途中でコンビニに立ち寄ったことが災いした。店舗施設にトラックを接触させるトラブルを起こし、ドライバーから連絡を受けた運送会社は「寝酒」の事実を知るはずもなく、物損事故ということで警察へ知らせるように指示。警察官の差し出したアルコール検知器によって「残酒」が確認されてしまったのだ。
とはいえ、チェッカーが示した数字は「0.10mg」。いわゆる酒気帯び運転ではなかったが、さらに警察官は「何時ごろ、どれくらいの酒を飲んだのか」と尋問。コンビニに到着した時間などから逆算して、「出発した時点では(0.15mgを)大幅に上回っていた可能性が高い」と判断されたのだ。この記事へのコメント
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