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物流ニュース
価格転嫁と待遇改善を急げ 体を張って運賃交渉
2024年3月15日
「夏の暑い日も、冬の寒い日も、そして雨の日も、日夜仕事に励み頑張るドライバーの生活を豊かにし、仕事に誇りを持てるようにしていくために、適正な運賃や料金の収受に向けて、体を張って運賃交渉することを誓い合おう」。
1月23日に行われた全ト協の賀詞交歓会で、坂本克己会長が会員らにこう呼びかけた。いわゆる2024年問題といわれる時間外労働の上限規制の適用が今年4月からスタートする。それに備えこれまで、国を挙げた対策が講じられてきた。
昨年9月には岸田文雄首相が運送会社を自ら訪問して、現場の声に耳を傾けた。政策パッケージを取りまとめ、商慣行の見直しなどにも着手する。一方で、国交省が国交大臣の告示に向け、現在の経済情勢に対応した標準的運賃をまとめており、着々と環境整備が進められている。
2024年問題が社会的に認識されるようになり、荷主企業も物流に対する意識が高まっているようにも見受けられる。残すところは、当事者である運送業界、ひいては運送事業者自身がどう取り組んでいくかである。ただ、足元では価格転嫁率が全産業中最下位という状況で、転嫁が進んでいない実情もある。水面下ではドライバー不足も深刻化しており、サービス低下のリスクも抱え、難しい局面を迎えている。
荷物を安全に、安心して届けることができる、それがいまは当たり前ではあるが、その当たり前をしっかりと維持するとともに、さらなる輸送品質の向上を図るためにも、最前線で働くドライバーの待遇改善を急がねばならない。それには、価格転嫁なくして、ほかに考えられない。待遇を改善できる適正な運賃、料金を収受することに傾注したい。
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てんかんでトラックの免許(中型・大型)をてんかんの薬を飲みながら運転出来る制度造ってほしい。
投薬治療を受けながら運転できるのが自家用車やライドシェアなだけで、てんかん歴があっても医学的に安心してハンドルを握れる状態になれば(最後の発作や投薬から5年経てば)大型も旅客車も乗れるはずでは。警察ではなく日本てんかん学会の提言を元にした免許制度になってる。
もちろん免許があったところで、会社が雇うかは別の話だが。ちゃんと説明しても抵抗感のあるところは多いだろうし。
失われた30年。デフレマインドの30年
薄利多売で下請け押し付け構造でやらかしてきたことを今更解消できるだろうか。
一筋縄ではいかないし実際に物流破綻まで起きない限り無理だと思ってる。
それくらい根深い問題だと捉えてる。
富山県でアルミサッシ製造企業の仕事をしている運送屋の賃金は賞与、退職金無しで激安なのに荷主の賃上げの原資は叩きまくっている運賃という理不尽。
てんかんでトラックの免許(中型・大型)・フォークリフトの免許をてんかんの薬を飲みながら運転出来る制度を造ってほしい。もちろん条件付きで
フォークリフトはよっぽど盲目とか講習中に意識消失しない限り技能講習受けられるはずでは。
会社がリフト作業に従事させてくれるかは別
運賃値上げしても運転手には払わんでしょ。払っても数百円。
おっしゃるとおり、結局値上げしても経営者が給料上げて人がやめる環境を変えない限り変わらない。
やりがい、働きがい、新しいトラックに乗れるなどドライバーは求めてない。
いかに自分が走った距離を給料で還元してくれるかの一点のみ。
ひどいところだと4トン地場で手取り20万とかふざけてる。
どうやって家族養えと。
まともな会社以外どんどん潰れてくれて結構
今は共働きの時代
「家族を養う」が出来れば良いけど、贅沢なことではある。
手取り20ない仕事はたくさんある。
みんな共働きで耐えてるんですよ。
運送会社変える荷主や商社は強烈な罰則付きを脅迫まがい圧力は徹底してやらないと
中間管理職に圧力かけるトップに鉄槌を