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物流ニュース
東京都市大 高津准教授 バイオディーゼル普及へ、装置コンパクト化
2017年1月13日
資源の有効活用と温暖化抑止が期待される「バイオディーゼル」の普及を目指し、東京都市大学工学部エネルギー化学科の高津淑人准教授は、製造装置のコンパクト化につながる連続的生産法を開発。日本エネルギー学会主催のバイオマス科学会議(会期は1月18日から20日までの3日間)で発表する。
バイオディーゼルは、植物を原料とするため環境負荷を抑えることができる上、既存の車両でも使用できるのが利点。今回の開発では、廃棄された食用油を連続的に供給し、バイオディーゼルの効率的な生産を可能とする。また、有害な液体を発生させない石灰石の触媒と組み合わせることで、普及の阻害要因となっていた経済的合理性と有害廃液の副生を解消した。
原料を廃棄された食用油としたのは、廃棄物削減と人口密度の多い都市エリアにおいて、多くの飲食店や食品加工場から廃食油を大量に確保できるため。ディーゼルエンジンを積むトラックなどの通行量も多いことから、燃料の地産地消を目指した。この記事へのコメント
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