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ブログ・橋本 直行
【セルフサービス】
2009年11月23日
不況期に適応し、低価格で商品を提供するための原価抑制手段の
ひとつに、セルフサービスがあります。
従来、企業側が請け負っていた作業を、顧客自身でやってもらう
ことにより、原価を下げる方法です。
セルフサービスを上手に採り入れ、低価格を実現している好事例の
ひとつは、イケアです。
イケアは、「お手軽価格をいっしょに実現」と銘打ち、かなりの作業を
顧客自身でやってもらい、可能な限り店舗側の手間を省いています。
例えば、カーテン売り場では、顧客が選んだ生地を自身で測って
裁断し、縫製をIKEAに依頼するシステムになっています。
専用台の上で、裁ちバサミを使っている顧客の姿を、初めて見た
ときはビックリしました。
その他にも、大型のものを含む家具のピッキングや組み立て、宅配
サービスを手配する端末の入力まで、顧客自身がやっています。
上述のような「低価格を実現するために協力して欲しい」という
メッセージを、しっかり伝えているため、このシステムが上手に
回るのでしょう。
貴社の価格戦略に合うのであれば、ぜひモデルにしてみてください。この記事へのコメント
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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