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ブログ・橋本 直行
【朝を観る】
2010年10月1日
管理職は、朝早く出勤すべきです。
キヤノン電子社長の酒巻久氏も、著書の中で、「管理職は、誰よりも
早く出社し、一番最後に退社すべきだ」と説いています。
その意図は、部下のがんばりを観るためです。
誰が早く来てがんばっているのか、誰が遅くまでがんばっているのか、
評価することが、管理職の仕事だと言うのです。
管理職の中には、「私が早く出社すると、部下が仕事をやりにくくて
困るだろう」、「私が遅くまでいると、かえって部下が帰りにくい
だろう」などとうそぶいて、実質は手を抜いている人もいます。
しかし、管理職の仕事のうち、最も重要なのは、観てあげることです。
よって、部下の労働時間を包み込むべきなのです。
私は、このうち、誰よりも朝早く出勤し、職場の様子をうかがう
ことの方が、晩に居残ることよりも重要だと思います。
なぜなら、朝の職場を観れば、すべてが判るからです。
朝早く出勤し、仕事に取り組む様子は、自主性の表れです。
自主的な人は、必ず伸びます。
逆に、始業時刻ギリギリに飛び込んでくるような部下は、受動的で、
まだ仕事に打ち込めていません。
そのような実態をしっかり観て、マネジメントすることが、管理職の
最も重要な仕事なのです。
管理職の方は、「朝」を観ましょう。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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