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ブログ・橋本 直行
【経営改革の第一歩】
2010年10月30日
大手スーパーが減収減益にあえぐ中、4期連続の増収増益で快走する
成城石井ほかユニクロ、無印良品などもV字回復させた〈小売再生の
プロ〉、大久保恒夫氏は、著書「実行力100%の会社をつくる!」
(日本経済新聞出版社)の中で、「経営改革の第一歩は挨拶の徹底
からだ」と述べています。
なぜなら、気持ちのよい挨拶が徹底されている組織は、マネジメント
レベルの高い組織だからです。
大久保氏は、マネジメントレベルが企業の業績を決めると説きます。
小売業で、本部からの指示の店舗での実行度合いを調査すると、
だいたいどの企業でも40%以下だと言います。
しかし、成城石井の本部指示の実行率は、ほぼ100%だそうです。
このマネジメントレベルの高さが、同社の躍進の大きな理由なのです。
挨拶は、誰にでもできます。
しかし、徹底するのは、簡単ではありません。
命令で挨拶をさせても、時間が経つとともに、だんだん悪くなっていきます。
全員が、心からお客様に喜んでいただきたいと考えられるような
マネジメントができれば、気持ちのよい挨拶は徹底されます。
そのような企業は、クリンリネスを徹底すること、品切れをなくす
ことといった基本的なことを着実に実行できる企業です。
基本的な指示が、現場で実行される企業の業績は伸びていきます。
そういう企業に改革するために、まずは挨拶の徹底からなのです。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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