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ブログ・橋本 直行
【経営改革への投資】
2011年1月30日
企業に変化をもたらしたいときは、まずよく見えるところから変えて
いくのが有効な手順です。
10年間赤字の長崎運送(現・長運)を買収し、わずか8ヶ月で黒字化
させたタカラ物流システムの社長、大谷將夫氏も、まずはよく見える
ところの変更に着手したそうです。
■コーポレートカラーを変えた
■社屋の看板、名刺、封筒、給料袋を変更した
■天井の照明をすべて明るく新しいものに取り替えた
■建物の外壁を白く塗り替えた
■事務所の壁紙を張り替えた
■女子更衣室を広げ畳や壁紙を新しくしロッカーも買い替えた
■女子社員のユニフォームを変えた
■トイレの便器を洋式にし、温水洗浄便座を取り付けた
■社員の休憩用に畳の部屋をつくった
■運転手や作業員の控え室に大型テレビを入れた
大谷社長曰く、「これくらいの投資で社員たちの気持ちが一新し、
経営改革を肌で感じてもらえるなら安いものだと思う」。
意識改革のため、大谷社長は、顧客よりも社員に見えるところの
変更にまず着手すべきだと考えているのです。
変化を求めるなら、スタート時にこのくらい派手にやる必要が
あるのだと思います。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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