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ブログ・橋本 直行
【有事に対応できるよう・・・】
2011年4月26日
今のような有事に直面すると、薄利(多売)の戦略は、よほどの
大資本の企業であっても、かなり慎重に選択すべき方向性だと、
あらためて感じます。
利益率を高めること、そして内部留保を増やすこと・・・
不測の事態のリスクヘッジのための最重要課題です。
外食企業の雄、サイゼリアの社長、堀埜一成氏は、今後、原発問題に
よる食材廃棄や為替の変動などによって、原価率への悪影響が出て
きても、メニューの値上げは絶対にしないと言い切っています。
消費税が引き上げられても、値上げはせず、「守るべき価格帯」を
守っていくと宣言しています。
なぜそれが可能かというと、曰く「こういった有事に対応できるよう、
今まで利益を高めてきた」からだそうです。
事実、同社の営業利益率は、14.4%(2010年8月期)と、外食企業の
中でも抜きん出た成績です。
利益率を高める・・・今まで以上に注力したいテーマです。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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