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フレッシュ急便 地元生産者とのつながりで信頼を得る
2015年11月2日
やっていることは地味そのものだが、どこかそのやり口がこれまでにない新しさを感じさせる。新しさが決してトリッキーには映らず、内からのエネルギーの発露に見える──。極言すれば、いつも運賃競争になってしまいがちなトラック運送業界には、そこで悩み苦しんだ末につかんだある種の知恵、そして今や、すべての産業セクターに必要とされるイノベーションの素地が、そこかしこに眠っていると感じる。
10月中旬から下旬にかけての篠山盆地(兵庫県)。晴天続きで1年を通して一番過ごしやすい季節は、フレッシュ急便(足立善彦社長)にとっては「農繁期」の始まりの季節でもある。訪ねると、広めの車庫用地の隅でひとかかえ以上はある機械が大きな音を立てていた。10月初旬から販売が解禁された地元の特産品・枝豆。葉が生い茂り、枝に豆のさやが付いた状態のものから、枝豆のさやをもぎ取る作業の真っ最中だ。1台50万円の枝取り専用機械に枝ごと豆の房を通すのは、足立社長の役割。地元の方が出てきた豆を選別し通函に詰める。同社の社員は農場との間を軽トラックで往復する。さやの状態になった約2?分の枝豆を今期、この車庫から出荷する予定だ。(詳しい内容は、物流ウィークリー11月2日号に掲載しております) -
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