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陸上から内航船へシフト 「国内」戦略港湾と揶揄
2016年8月4日
国際戦略港湾でのコンテナ貨物取扱量の数値が、見方によっては以前よりも「内向き」になっているとの指摘が上がっている。7月中旬に発表された統計によると、昨年1年間のコンテナ取扱総個数(外貿と内貿の合計)の落ち込み率よりも、外貿だけの落ち込み率のほうが大きくなり、内貿の取り扱い個数の増加があって、やっと体面を保つような状態になっている。内貿の増加は従来、陸上輸送によって担われてきた部分を侵食しているとの指摘もあり、陸上輸送の事業者からは「国際的に戦略を持っているというよりむしろ、?国内?戦略港湾に成り下がっているのではないか」と揶揄する声も聞かれる。
国際戦略港湾は、韓国などアジアの低コスト港湾を経ることで貿易活動をしていた国内荷主やフォワダーを取り戻す、つまりアジアのハブ港は無理としても国内のハブ機能はせめて取り戻すといったことに力点が置かれてきたきらいがある。「流出していた貨物を取り戻す」との言葉は、6年前の戦略港湾選定当時によく聞かれていた。
(詳しい内容は、物流ウィークリー8月1日号に掲載しております)関連記事
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