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ブログ・橋本 直行
【プロの技を教える】
2012年1月2日
プロの技術を教えてしまうことで、最終的には、本来売りたい商品を
売るというマーケティング戦術があります。
例えば、本格菓子店がお菓子づくり教室を開くのも、そうです。
プロの本格的な調理法を教えることで、生徒をはじめ、その周辺の
人たちに店のお菓子が売れるという現象が起きます。
プロの知識や技術のすごさをあらためて感じ、本物への欲求が高まる
からでしょう。
かけている手間、使っている道具の差を知り、手製とは別物として
認識するという理由もあるかと思います。
料理番組に出ている先生の料理店が流行るのも、同様の理屈でしょう。
ブログやニュースレター、メールマガジンなどで、既存顧客、見込み
顧客に対して、情報発信をしている企業は、この戦術を採り入れて
みてください。
例えば、物流企業なら、荷主向けに「自社でできる物流改善」という
視点で、記事を制作してみましょう。
相手が本格的な物流技術を知ることで、かえってアウトソーシング
への欲求が高まるということがあります。
個別企業への出張研修サービスを展開する物流企業もありますが、
それも非常に効果的な戦術だと思います。
一見遠回りに見えて、意外に近道なのが、この「プロによる技術教室
戦術」なのです。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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