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ブログ・橋本 直行
【共食いを恐れるな】
2012年2月13日
時流の変化のあおりを食って、最も業績を悪化させるのは、多くの
場合、前の世代のトップ企業です。
時流が変われば、新たな繁盛企業が、前の世代のトップのやり方を
否定するかたちで現れます。
そのとき、多くのトップ企業は、図体が大きくなってしまっていて、
柔軟に動けず、負けていくのです。
そのような状態に陥らないためには、既存の自社のやり方を否定し、
新たな展開に全力をかける必要があります。
しかし、それは、たいてい既存の部門を否定することになりますから、
充分にできない企業が多いのです。
斬新な製品を次々に大ヒットさせた、アップル創業者のスティーブ
・ジョブズは、次のように述べています。
「自分で自分を食わなければ、誰かに食われるだけだからね」
彼は、『共食いを恐れるな』を、事業の基本原則としていたのです。
ですから、アップルは、iPhone発売によるiPodの売上げへの影響や、
iPad発売によるノートブックの売上げへの影響が予想できても、突き
進むことができました。
その結果、既存事業との共食いを恐れて充分に動けなかった、各界の
トップ企業たちを圧倒できたのです。
時流の変わり目には、既存の自社のやり方を否定する、共食いを
恐れず突き進むことが、必要になります。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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