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新春特別対談 全ト協 星野会長×チーム日野 菅原代表
2017年1月10日
全国各地で高齢ドライバーによる交通死亡事故が多発している。アクセルとブレーキの踏み間違い、高速道路での逆走、交差点での漫然運転やわき見運転による歩行者巻き込みなど――。警察庁によると、2015年に発生した交通死亡事故のうち、75歳以上が「第1当事者」となったケースは458件。この10年間、全体の事故件数が減少する中、75歳以上が占める割合は7・4%から12.8%に上昇している。ただ、75歳以上のドライバー(運転免許保持者数)は2005年に236万5533人だったのに対し、2015年は477万9968人と倍増。必ずしも高齢ドライバー1人当たりの事故率が上がったわけではない。そうはいっても、高齢化は身体の老化や認知症など運転上のリスクは否めないのも事実。トラック業界でも、ドライバーの高齢化は進んでいる。2002年は「30歳未満」が10.8%、「30?39歳」が32.4%、「40?49歳」が25.8%で、「60歳以上」は3.2%に過ぎなかった。それが2015年には「30歳未満」が3.2%、「30?39歳」が17.9%と急減少する一方、「40?49歳」が40.3%、「60歳以上」は10.0%と増加している。
星野 ダカールラリー、大変素晴らしいですね。私も自動車が大好きなので、色々試乗をさせてもらっています。
菅原 ありがとうございます。
星野 あの過酷な競技で、20回連続完走ですか。
菅原 そうですね。なかなか20回連続して出る人はいないですよ。完走率は、ひどい時で20%くらい。ほとんどリタイアしてしまいます。
星野 20%? やはり日頃から体を鍛えられているのでしょうね。
菅原 はい。ラリーが終わったらすぐに(体力づくりを)やり始めます。今回は12月に日本を出発するのですが、向こうで体づくりをしてスタートします。1月2日に南米大陸のパラグアイの首都アスンシオンを出てアルゼンチンに入り、ボリビアとの国境に向けて北上します。ボリビア入国後は標高3500?以上を維持しながら首都ラパスまで北上し、1月8日が休息日。後半戦は、標高4000?を超えるアンデス山脈の東側を南下し、ウユニ塩湖の脇を抜けて、再びアルゼンチンに入国します。アルゼンチン西部のフィアンバラ砂漠地帯がレースのハイライトになります。13日間の激戦の後、ブエノスアイレスで1月14日にゴールセレモニーを迎えます。
星野 大変なレースですね。チームはサポートも含めて全体で何人ですか?
菅原 15人ぐらいで少ない方です。大きいところだと60人から80人です。車両は3軸といって大きな荷物を運ぶトラックが1台、メカニック(整備技術担当)を移動させるための5人乗りの小型車を2台、そして競技車が2台です。(詳しい内容は、物流ウィークリー1月2日号に掲載しております)
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