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ブログ・橋本 直行
【社会的手抜き】
2015年1月12日
多くの経営トップは、チームワークのよい組織を創りたいと思って
いるでしょう。
しかし、チームワークには、意外なリスクがあるようです。
チームを構成するメンバーが、知らず知らずのうちに、手を抜いて
しまうというリスクです。
ドイツの心理学者、リンゲルマン氏が、綱引きを用いた興味深い
実験をしています。
1本のロープを1人で引っ張ったときには、62kgの力が出ました。
しかし、2人のときには53kgに減り、8人のときには31kgに減った
そうです。
つまり、人は集団になると、無意識に手を抜いてしまうのです。
この現象をリンゲルマン効果、または社会的手抜きと言います。
経営トップは、チームのメンバーそれぞれに、最大の力を発揮させる
ために、この集団特性を知っておく必要があるでしょう。
対策としては、メンバーそれぞれに、細かく役割を与えることです。
そうすることにより、精一杯、自身の与えられたロープを引っ張る
ようになります。
「なぜ、この人に部下は従うのか」
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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