-
ブログ・橋本 直行
【証明型と習得型】
2015年3月13日
社会心理学者のハイディ・グラント・ハルバーソン博士は、同じ
何かに一所懸命取り組む人の中にも、『証明型』の人と『習得型』の
人がいると説いています。
証明型の人は、自分の能力を示すためにがんばります。
習得型の人は、自分が成長するためにがんばります。
つまり、前者は『自己承認』を望み、後者は『自己成長』を望むと
いうことです。
それでは、どちらのタイプの人の方が、より大きな実績を上げる
可能性が高いのでしょうか?
それは、後者の習得型の人です。
なぜなら、挑戦意識が高く、問題にぶつかっても、壁を乗り越え
ようとするのは、習得型の人だからです。
一方、証明型の人は、「自信を持ちたい」、「周囲から優秀だと認め
られたい」という想いが強いため、失敗し、自分の能力に疑問を
抱かれる恐れのある、新しいことへの挑戦を避ける傾向があります。
自分が得意だと判っていることだけをやるわけですから、大きく飛躍
する確率は、習得型の人と比較して、低くなるのです。
ですから、上司としては、部下が証明型ではなく、習得型になる
ように育てなければなりません。
そのためには、能力ではなく、挑戦を賞賛する風土を創る必要がある
でしょう。
「ハイパフォーマー 彼らの法則」
◆Facebookページ
◆本シリーズ配信希望の方はコチラこの記事へのコメント
-
-
-
-
筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
「ブログ・橋本 直行」の 月別記事一覧
-
「ブログ・橋本 直行」の新着記事
-
物流メルマガ