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ブログ・橋本 直行
【ポジティブ・イリュージョン】
2015年7月30日
ブラウンとダットンという2人の心理学者の調査データによると、
管理職の90%が、「自分の能力は、他の管理職より優れている」と
みなしているそうです。
また、86%が、「自分は、他の管理職より倫理的だ」と考えています。
さらに、大学教授の94%が、「自分は、平均より優れた業績を上げて
いる」と考えているそうです。
本来は、全体の半分の人は、平均以下の能力、業績であるはずなのに、
ほとんどの人が、そうとらえていないのです。
彼ら2人は、この現象を「ポジティブ・イリュージョン」と名付けて
います。
かつて、船井総研創業者の舩井幸雄は、人材教育の方針について、
「短所是正ではなく、長所進展の法則に基づいて行なうべき」と
説きました。
長所を伸ばす方が、短所を直すよりも効率的だからです。
上述の調査結果から考えると、短所は自己認識させづらく、修正も
非常に困難なのだということが、納得できます。
人材教育においては、客観的にとらえた長所を徹底的に伸ばさせる
ことが、やはり最もよい手立てなのだと感じます。
・「薄っぺらいのに自信満々な人」
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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