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ブログ・橋本 直行
【2年目の先生】
2015年10月28日
多くの運送会社において、ドライバーの離職率が、最も高くなる
期間は、入社後14日間です。
これは、たいてい、トラックへの同乗指導の期間にあたります。
つまり、同乗指導の不手際で、せっかく採用した新入社員が、離職
してしまっている確率が高いということです。
しかし、物流のグレートカンパニー、富士運輸は、あるポイントを
押さえて、採用したドライバーを定着させ続けています。
そのポイントとは、ベテランに指導を担当させないことです。
理由は、熟練のベテランドライバーは、すでに自分流を確立しており、
意外に、基本からしっかり教えることができないからです。
基本をちゃんと教えなければ、上達がままならないため、不安を
抱かせて、離職に至ってしまうリスクが、増大するのです。
ですから、同社では、入社2年目のドライバーに、同乗指導を担当
させているそうです。
基本に基づいて、業務を遂行している2年目ドライバーは、伝える
べきことをしっかり伝えてくれるため、最もよいそうです。
なお、教えることは最も学びになりますから、指導員になった2年目
ドライバーの成長の観点でも、大きなメリットがあります。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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