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ブログ・高橋 久美子
第92回:あなたの会社のPR文の作り方
2011年12月7日
今日は、プレスリリース「3つのポイント」の2つ目と3つ目についてお話していきます。2つ目のポイントは『得られる効果が分かる』、3つ目は『一瞬で意味が分かる』ということです。先週の事例を見てみましょう。
例A=「うちは『スーパー・エコ・ドライビング・PJ』を行っています。全国の運送会社にお伝えして役立ててほしいので、ぜひ取材に来てください」
例B=「うちでは燃費走行マニュアルを作ってから、1台あたり約2割、全体で月50万円の燃費が削減できました。この方法を全国の運送会社にお伝えして役立ててほしいので、ぜひ取材に来てください」
いかがですか?例Bでは、「1台あたり2割」「全体で月50万円の削減」と、得られる具体的な効果がはっきりわかります。そして、「燃費走行マニュアル」だということも、一瞬でわかりますよね。おそらく、Bのようなアプローチで、物流雑誌や業界新聞にプレスリリースをすれば、「そんな素晴らしいノウハウなら、ぜひ取材させてください」という返事がくると思います。
このように、たとえ、同じノウハウや取り組みであったとしても、AとBのように、「伝える文章」が違うだけで、取材に来てもらえるかどうかが別れるのです。
ですから、取材に来てもらうためには、あなたの持っているノウハウや取り組みを、この「3つのポイント」に沿って文章にすることが、とても重要になります。
さてここで、エクササイズをしてみましょう。例Bを参考にしてあなたの会社のプレスリリース文を、実際につくってみてください。
「うちの会社では、○○○をしています。この○○○によって、具体的には△△△というような効果が得られました。この方法を全国の運送会社にお伝えして、役立ててほしいので、ぜひ取材に来てください」
取材記者さんが、『そんな素晴らしいノウハウなら、全国の運送会社さんに、お伝えしたいので、ぜひ、取材させてください!』と、思わず言ってしまう「プレスリリース文」を、がんばって考えてみてくださいね。次回は、できあがったプレスリリース文を使ってマスコミにアプローチする具体的な方法をお話します。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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