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ブログ・船井総研ロジ
第130回:通販物流マーケット進攻戦略
2012年2月14日
人口減少や社会の成熟化、環境保全意識の向上などにより、内需の縮小に伴い、国内物流マーケットは縮むことが予想されます。また、東北関東大震災の影響により、マーケットは混乱・停滞するでしょう。さらに、節約意識も増すことが予想されます。
このような環境下において、物流企業にとって”時流適応”の戦略策定は、緊急度が増しています。
本紙のコラム中でも何度か申しあげましたが、物流企業の時流キーワードは、(1)環境、(2)個人、(3)安全・安心の3つです。
これまでは、(1)の環境に関するビジネス(廃棄物関連ビジネス、省エネビジネス、農業ビジネスなど)について採り上げてきました。しかし、これからは、上記の緊急課題対応のため、個人関連の物流ビジネスのうち、これからも伸びが期待される通販物流ビジネスについても、掘り下げていきます。
通販のマーケットボリュームは、伸び続けています。一部の報道によると、インターネット通販のそれは、7兆円に達したと言われています。通販ビジネス(物販)には、大きく分けて、カタログ通販、テレビ通販、小売拠点型通販、インターネット通販、モバイル通販があります。
約10年前の2000年時点では、このうちカタログ通販の販売金額が78.9%(富士経済調べ)もあり、インターネット通販はわずか9.6%(同)でした。しかし、2009年の調査では、前者は31.1%に落ち込み、逆に後者は50.7%と半分を超えてしまっています。現在の2011年時点では、さらに割合は増えているでしょう。ずっと2桁成長です。
ついている(伸びている)マーケットに攻め込むのは、基本的なマーケティング戦略です。今月から、この”ついている”通販物流マーケットへの進攻策を一緒に見ていきましょう!
(株式会社船井総合研究所・橋本直行)
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は11年3月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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筆者紹介
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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