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ブログ・船井総研ロジ
第183回:正しいインフラ系コスト削減の進め方
2013年2月20日
これまで、インフラ系コストの削減に本気で取り組まれたことのある方はいらっしゃいますか。また、その取り組みは期待通りにうまくいきましたか。今回は、大阪の運送会社さんで取り組んだ、正しいインフラ系コスト削減のポイントを書かせていただきます。
その前にコスト削減を進めるメリットですが、
(1)普段から取り組まなければと感じていながら進めることができない大量のコスト項目を整理し、何に一番コストが掛かっているのかを明確にできる
(2)コスト項目が明確になることで、削減可能コストと不可能コストを精査できる
(3)特にインフラ系コストは、一度削減すると長くその削減効果を得られる
(4)削減できたコストは、そのまま利益になる
以上がメリットです。では進め方のポイントです。
(1)コスト削減はトップダウンで一気に進める
(2)社長から社内全体にコスト削減プロジェクトの着手を発表(キックオフ)
(3)自社の「現状のコスト項目」の洗い出し
(4)コスト削減を実施するため1年分の請求書を準備
(5)各項目の契約プランをチェックして、当初の契約プランと現状の利用状況が見合っているか確認
(6)コスト項目のABC分析を実施する(コスト全体に占める割合の高い項目をピックアップ)
(7)基本的には、A→B→Cの順に削減活動
(8)ABCそれぞれのコスト項目が、『削減可能コスト』か『不可能コスト』かを分別
(9)既存業者の利用料金の確認から着手
(10)固定部分の『基本料金』と『従量料金の単価』は別々に交渉
(11)固定費である『基本料金』の交渉から着手し、ここで確実に下げる交渉を実施
(12)次に『従量費用(=使った分だけ費用が発生する部分)』の交渉か、『単価』を下げる交渉を実施
以上がコスト削減の進め方のポイントです。
(株式会社船井総合研究所・前田トモキ)この記事へのコメント
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筆者紹介
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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