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    第197回:気が現れた現場

    2013年5月29日

     
     
     

     名優、高倉健氏(以下、健さん)は、「いい映画の撮影現場には、役者やスタッフが発する気が現れています」と、あるインタビューで述べていました。
     「その『気』とは何なのか?」インタビュアーがヒントを求めると、健さんは、長野県上田市の刀鍛冶、宮入小左衛門行平氏を訪ねて、日本刀を打つところを観てみることを薦めたそうです。そこで観たのは、渾身の力で刀を打つ姿ではなく、丁寧に少しずつ叩いていく様子でした。そして、刀鍛冶の宮入氏は、次のように話します。


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     「刀を打ち始めた頃は、いい刀を作りたい。賞に入選したい、お金をもらいたいと考えていました。けれども僕は今、あの仕事場に座っていることが好きなんです。毎日、刀を打てることに感謝しています。僕が刀のなかに叩き込んでいる気とは、感謝と祈りです」。
     インタビュアーは、健さんの言う『気』とは、威嚇するような、研ぎ澄まされた精神力ではなく、「感謝の念」だということを悟ったそうです。いい映画は、感謝の念が満ちている撮影現場で撮れるのです。これはすべての〝現場〟に通ずるルールだと思います。
     それでは、気(感謝の念)を現場に現すためには、どうすればよいのでしょうか? 一つの方法として、「ありがとうカード」を利用して、それに成功している物流現場の事例があります。「ありがとうカード」とは、同僚に対して感謝の気持ちを持ったとき、お礼の言葉を書いて渡すカードです。
     この企業のトップは、取り組みの目的を「感謝の訓練」と言います。感謝は能力であり、訓練によって高めることができるというのが、トップの信条です。現場の皆さんは嬉々として、カードのやりとりをしています。
     この企業の現場に、気が現れていることは、ミス率が著しく低い、離職がほとんどないなどの実績として現れています。
     出典…「高倉健インタヴューズ」(プレジデント社)
    (船井総合研究所・橋本直行)
    ☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com
    ※記事は12年8月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

     
     
     
     
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    本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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