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ブログ・船井総研ロジ
第319回:短期目標の設定
2015年11月6日
現場社員の意識を向上させるためには、長期ビジョンの共有だけでなく、短期スパンで目標設定をすることが重要です。もちろん、長い目で見た場合、定着率を上げるにはビジョンが必要ですが、日々のモチベーションを上げるには週単位や日単位で目標を決めることが効果的です。
例えば、ある運送会社様では毎週、「週間強化項目」というものを設定しています。
週ごとに、気をつけてほしいことや特に注力してほしいことを強化項目として挙げて、確実に一つずつ現場に浸透させているのです。
例えば、「指差し呼称の週」「ふんわりアクセルの週」「譲り合い、法定速度厳守週間」「美化週間」といったテーマを設定し、朝礼時などに全員で確認しています。
これを月単位や長期間、同じテーマでやり続けると、おそらく途中で中弛みしたり、あまり意識しなくなったりするでしょう。短期的なスパンで強化項目を掲げることで新鮮さがあり、より意識するようになります。
また、別の運送会社様では事故削減のために1日単位で無事故手当をつけられています。
月単位や年単位で無事故手当を支給するケースが一般的ですが、それだと、期間の初めにもし事故を起こしてしまった場合は、その後、どうしても緊張感がなくなってしまいます。それを1日単位で、無事故・無違反・ノークレームであれば手当を支給することで、より日々の安全運転を意識させ、結果的に事故を減らされています。
皆様の会社でもぜひ、短期と長期の両輪での目標設定で、意識・行動レベルの向上につなげていただければと思います。
(船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は15年8月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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