インターネットは、『中抜き』を促進するネットワークです。
インターネットを活用し、川上の開発・製造企業とエンドユーザーが、
直接結び付いた例は、数多くあります。
最近では、個人と企業の関係においても、同じことが言えます。
以前は、ユーザーからの商品・サービスについての問い合わせ窓口は、
まず企業でした。
ユーザーは、買いたいモノや訊きたいことがあれば、電話帳やパンフ
レットを見て電話をする、またはホームページの問い合わせページを
使って打診するという手段を採っていました。
しかし、今は、こういう問い合わせも、だんだん個人対個人になって
きています。
今までは企業の看板の後ろに隠れていたスタッフ個人が、ブログや
ツイッター、ミクシィなどによって、前に出てきたからです。
スタッフが個別に発言する場を得たために、ユーザーは、どの人に
相談すればよいか、それらの発言内容から選択し、問い合わせする
ことができるようになったのです。
そうなると、インターネット上で、スタッフ個人を前に出していない
企業は、分が悪くなります。
顔や素性が見えない企業には、問い合わせをしにくいからです。
これからは、すぐにつながれることが、WEBマーケティングにおいて
非常に重要になってくると思います。