愛知県田原市が本社の繁盛食品スーパー、フードオアシスあつみは、
２ヶ月に一度、外部会場を借りて、「食品の勉強会」という社内
勉強会を開催しています。
この勉強会は、強制参加ではなく、有志の自由参加です。
しかし、毎回、100名に近い参加があります。
同社の従業員数は約400名ですから、相当な割合だと思います。
例えば、ある回では、遺伝子組み換え食品について、外部の講師を
呼んで、講義を受けたそうです。
社長の渡会一仁氏は、企業運営にあたり、次のような想いを掲げて
います。
> 私たちが生まれ育つ命の源泉は、間違いなく水と食べ物であり、
> それをもって健康な肉体と精神を手に入れられると考えます。
> その水と食べ物が昨今農薬や化学肥料、添加物、環境汚染などに
> よって本来の風味と役割を失いつつあります。
> こんな時代だからこそますます、私たちは、より安心で、安全で、
> おいしい食をお届けする義務と責任があります。
> そのために、全世界から商品を選び抜き、自社で商品の開発から
> 生産までをも行っています。
この強い想いの現場への浸透度が高いからこそ、すばらしい店ができ、
繁盛し続けているのだと思います。
そして、現場のその想いを強くするのが、知識なのでしょう。
事実を知れば、意識が変わり、行動が変わりやすくなります。
しかも、有志ですから、よりアグレッシブに動きます。
なお、この「食品の勉強会」には、顧客も参加することができ、毎回
参加者の１割程度を占めるそうです。
こういった顧客と一緒に勉強する機会づくりも、これからの繁盛
企業の方向性として、非常に大事だと思います。
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