１人でマネジメントできる人数の限界は、30名という説があります。
ただし、創業社長など、尋常でないパワーのある人なら、この人数が
70名になります。
しかし、しっかりしたナンバー２が組織にいなければ、それ以上には、
やはり伸びません。
逆に言えば、ナンバー２をつくることができれば、その組織は伸びて
いきます。
この段階までは、社長がひとりで、戦略と戦術の両方を策定している
状態です。
― 戦略とは方向性、戦術とは実行施策・計画です。
しかし、組織が大きくなると、社長は戦略策定に集中し、戦術策定は
誰かに任せなければならないのです。
私の関わっている企業各社を観察してみても、人数の壁を破って成長
している企業には、必ず優秀なナンバー２がいます。
最近、好調に伸びている物流企業、Ｏ運輸のＡ社長は、今の専務を
約１年間かけて口説き落として、入社してもらったそうです。
壁にぶち当たっている、この規模の企業は、まずは、何が何でも
ナンバー２をつくることに注力していただきたいと思います。
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