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ブログ・橋本 直行
【批判的な者を抜擢する】
2012年10月26日
破竹の勢いで業績を伸ばす物流企業、富士運輸の社長、松岡弘晃氏は、
「会社に批判的な者は、管理職にふさわしい」と言います。
同社の昇格の仕組みは、立候補制です。
例えば、新しい拠点の長を任命する際には、会社から指名するのでは
なく、やりたい人に手を挙げさせ、その中から抜擢します。
『やらされ感』ほど、マイナスなものはないからです。
逆に、『自主性』ほど強いものはありません。
ときには、会社に反抗的、批判的な社員が、立候補してくることが
あります。
松岡社長は、「そういう者こそ採り立てるとよい」と言います。
なぜなら、問題意識を持っており、かつ自主性のある社員は、革新を
起こそうとするからです。
さらに、「上(会社、上司)にものが言える社員が、下(部下)に
ものを言えないわけがない」(松岡社長)と、その指導力にも、期待
できるということなのです。
実際に、そのような人は、よい結果を出しているそうです。
反抗、批判のエネルギーを、会社の革新に振り向けることができれば、
これほど強いことはないと思います。
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筆者紹介
橋本 直行
船井総研ロジ株式会社 取締役執行役員 事業部長
1972年生。兵庫県尼崎市出身。関西学院大学法学部卒業。物流企業の業績アップ専門コンサルタント。特に、問い合わせを激増させるホームページの企画や受注率を上げる企画提案書の制作のノウハウは、社内トップクラス。 繁盛物流企業を創るための経営研究会「FUNAIロジスティクスソサエティ」主宰。 -
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